トラブルと解決策

ネパール人との国際結婚のトラブルと解決策、食文化

ネパール人と国際結婚していて、本当の実態はどうなの?

自分が抱えている問題が、国際結婚に由来するものなのか、自分達の独自のものなのか、悩むことはありませんか?
私自身が国際結婚をしていることでもあり、もしあなたの今後の参考になればいいかなと思い、「ネパール人との国際結婚のトラブルと、解決策」を、記載していきたいと思います。

 

食文化の違いは自分で思っている以上に、ストレスになる

ネパール人はカレー好きで、カレーしか食べないから、ストレス・・・というわけではありません。個人の好みの問題で済むならば、カレー以外のものを作って、食べたり食べさせたりすればいいだけのことです。

ネパール人との食文化の違い

そうではなく、文化上、宗教上、特定の食が禁じられていることが、よくあります。
イスラム教における「豚」の禁忌や、ヒンドゥー教における「牛肉」の禁食など。

イスラム教においては、豚肉そのものだけではなく、豚肉で作られたラード、その他「豚に関わる全て」が禁じられています。
市販のカップラーメンさえ食べられず、ハラールと呼ばれる食べ物を食すことは、かなり知られてくるようになりました。
イスラムでは、日本人の妻も改宗することが求められる場合もあり、その時は日本人さえこのルールに従わなければならない。
それは、いくら自らが選んだこととはいえ、非常に厳しいことです。

ネパール人に多くいる、ヒンドゥー教では、(カーストによりますが)「牛肉」が禁じられています。
また、ハイカーストにおいては、牛肉以外の豚肉なども禁じられているときがあり、本当のハイカーストにおいては、「菜食主義(ビーガン)」だったりします。

 

解決策

上手く説明するのは難しいですが、ヒンドゥー教における牛肉の禁止は、日本人が「犬」を食べたくない感じと、よく似ているかなと思っています。
冷蔵庫を開けた時、「ポメラニアン 肩肉」とか「ダックスフント もも」とかあったら、日本人としては何となく嫌だ・・・・というか。
その感覚は分からなくはないので、私は家に牛肉の生肉を買って帰らないようにはしています。

あと、ですね。
自分が外国にいて、親に知られることがないならば、まあいいかと、喜んでマクドナルドでハンバーガーを食べているネパール人は、まま、いるかと。
この辺の風習を守る意識は、個々人によって違いがあります。(旦那は、チキンクリスプしか食べませんが)

 

ただ、ネパール人の両親が日本に来た時は、旦那でさえ豹変する。

義母が「ビーガン」(肉、魚、卵を禁じられた菜食主義)でして、ね。日本に来た時に初めてその実態を知りました。
日本でもそのままの食習慣を貫こうとしました。もう高齢だから、今さら生活習慣は変えられないですから。
日本でも、肉や魚は比較的容易に除けますが、卵が食べられないのは辛い。
食パンも食べられないし、市販のお菓子も無理(驚!)。
日本文化の「だし」を使えないので、日本食を出したことはありません。(出したとしても、多分食べませんが)この時は嫁として、本当に苦労しました。

(義母が私と子供に関して、ビーガンでないことを許容してくれただけ、まだマシだったと思います。そこまで強制させられると、本当にストレスになる)

日本で、どこまで厳格に戒律を守るかは、その人や宗教によると思いますが、お互いに何かしらの妥協点を見つけられないと、一緒に暮らすのは厳しいですね。

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