国際結婚の総数と国籍別の割合について
国際結婚って、この頃増えている・・・・と、思っている方はいますか?
身近に国際結婚カップルを目にしたり、有名な芸能人が国際結婚をしたりしていることもあり、感覚的には増加していると感じる方が多いと思いますが・・・
実は、国際結婚は10年前に比べて、明らかに減っている!
(現在)
2021年 総数 34,393人(全結婚総数の4.8%)
内訳
- 日本人夫×外国人妻 26,747人
- 外国人夫×日本人妻 7,646人
(9年前)
2017年 総数 41,481人(全結婚総数の5.8%)
内訳
- 日本人夫×外国人妻 33,116人
- 外国人夫×日本人妻 8,365人
実は、国際結婚の件数は、2006年の4,4701人をピークとして減少しています。
減少幅が多いのが、日本人男性×中国人女性(12,131組→4,723組)、日本人男性×フィリピン人女性(12,150組→3,666組)などのカップルですね。(2006年総数→2019年総数)
これは、2005年の入管法改正により、「興行」(フィリピン人や中国人パブなどのダンサー)の在留資格の審査が厳格化され、日本人男性と外国人女性との出会いが激減したことや、当時不法在留者の一斉摘発が強化され、駆け込みで結婚する人が増えたことなどが要因にあげられます。
日本人が男性の場合、外国人女性の国籍はどの国が多いですか?
- 中国・・・・4,723人(31.7%)
- フィリピン・3,666人(24.6%)
- 韓国・・・・1,678人(11.3%)
- タイ・・・・・986人 (6.6%)
- その他・・・3,235人(20.8%)
(2019年国勢調査統計より)
日本人男性×外国人女性の場合、中国、フィリピン、韓国、タイの4ヵ国で約8割になるのが特徴です。
日本人が女性の場合、外国人男性の国籍はどの国が多いですか?
- 韓国・・・・1,764人(25.2%)
- アメリカ・・・989人(14.1%)
- 中国・・・・・917人(13.1%)
- ブラジル・・・332人 (4.7%)
- その他・・・ 2,357人(33.6%)
(2019年国勢調査統計より)
日本人女性×外国人男性の場合は、その他の割合が非常に高いのが特徴です。
私の事務所で相談する案件も、特に日本人女性が外国人男性と結婚する場合は、色々な国籍の方を取り扱います。アジア、アフリカ、中南米・・・。
この頃は、東南アジアや南アジアからの留学生(ベトナム、ネパール、スリランカなどから来た日本語学校や専門学校の学生)と恋愛している方が増えました。アルバイト先の居酒屋やコンビニエンスストアなどで一緒に働いて、親切に仕事を教わった時に好きになりました・・・など。
それだけ外国人が身近な存在となり、恋愛対象となっているのは素敵なことですね。
それと、珍しい国の方と真剣に恋愛していると聞くと、ワクワクします。
いろんな習慣があり、いろんなことを二人で乗り越えてここまで来たんだなと感じることが多くて、感慨深いですね。
国際結婚をお考えの方は、「国際結婚したいかどうかと、離婚、離婚率について」も読んでみてくださいね。