在留資格(ビザ)とは、何ですか?
外国人は、必ず何からの日本にいるための目的を持っています。
働くため、勉強するため、観光するため、研修するため・・・。
目的にあった「在留資格」(ビザ)が与えられ、その中で活動をしています。
この在留資格は、27個に分かれていますが、その中の一つが、「配偶者ビザ」(結婚ビザ)というものです。
(このホームページでは分かりやすく、配偶者ビザ(結婚ビザ)と呼びますが、正しくは「日本人の配偶者等」という在留資格です。)
日本にいる外国人(中長期在留)は必ず、出入国在留管理局で手続きを行います。
今現在、彼が日本にいます。何のビザを持っているかを、どうしたら確認できますか?
在留カードを持っている場合
4カ月以上の在留が認められている場合は、在留カードを本人が必ず持っています。
一度、在留カードを見せてもらって、今のビザの状態を確認しましょう。
住所の下に書かれている、「在留資格」の欄を見ます。
(この在留カードの場合は「留学」になります)
ついでに、在留期間と有効日も、確認しておきましょう。いつまでに次の申請をすればいいかが、分かりますよ。
なお、在留資格が「特定活動」の場合は、パスポートに「指定書」がホチキスで留めてあります。必ず、確認してください。
また、在留カードについては、出入国在留管理局も説明を作っています。ご参考まで。
「在留カード」はどういうカード? | 出入国在留管理庁 (moj.go.jp)
在留カードを持っていない場合
90日以内の在留しか認められていない場合は、在留カードを持っていません。又は、既に穴が開いた在留カードを持っています。(これは使えません)
その場合は、パスポートを確認します。
現在を期間に含む、証印(パスポートに貼ってあるシール)がある
短期滞在ビザ(90日以内)や、「特定活動(出国準備)」などの場合は、パスポートに短期滞在や在留資格変更許可のシール(灰色と白のシールです)が貼ってあります。
今現在の期間を含むシールを見つけたら、まずは在留資格と、在留期間を確認します。
また「特定活動」と書かれている場合は、必ず指定書がありますので確認してください。
・・・・・・その期間を含むシールなどが、なにもない。
・・・・・・さてと、困りましたね。
本人に話をきちんと聞かなければ分かりませんが、不法在留になっている可能性が非常に高いですね。この時は、「入管からもらった書類は何かない??」と、聞いてみて下さい。
「仮放免許可書」や、「仮滞在許可書」などを持っている場合もあるし、全く何もない時もあります。
詳しくは、「不法滞在と国際結婚について」を、ご覧ください。
在留カードの偽造などを見抜くことは出来ますか?
彼のことを疑いたくない気持ちは分かりますが、ニュースなどでも明らかなように、偽造の在留カードで滞在している外国人が、いない訳ではありません。
2020年12月25日に、出入国在留管理局から「在留カード読み取りアプリケーション」がダウンロードできるようになりましたので、必要な場合は使用すると、あなたでも在留カードの偽変造を見抜くことができます。
在留カード等読み取りアプリケーションの利用方法について
在留カード等読取アプリケーション
- 出入国在留管理局の以下のHPにアクセスし、アプリケーションをダウンロードする
在留カード等読取アプリケーション サポートページ | 出入国在留管理庁 (moj.go.jp) - アプリを起動し、在留カード番号(在留カードの右上に書かれている12桁の番号)を入力し、「次に進む」をタッチする
- 在留カードをスマホの裏に接触させ、「カード読み取り」をタッチする
- あっという間に結果が出てくる
在留カードチェッカーは、在留カードに埋め込まれたICチップを読み取る仕組みです。読み取ることが出来ない場合や、別の人物のICチップが表示される場合は、在留カードが偽変造されている可能性が非常に高いです。
彼のことを疑っているようで、調べるのはなんとなく嫌だと思いますが、後々に分かるよりもはるかにマシです。念のため、早めに一度チェックしておくことをおススメします。
彼の、今現在の在留資格(ビザ)が分かりましたか?
それでは、配偶者ビザ取得手続き(在留資格認定証明書交付申請)又は配偶者ビザに変更する手続きを、始めましょう。
配偶者ビザの申請(在留資格認定証明書交付申請)についてはこちらへ
配偶者ビザへの変更(在留資格変更許可申請)については、こちらへ